青森県酒造組合 あおいもりの地酒

GI青森

自然豊かな本州最北の地の「GI青森」

「GI青森」は、令和7年6月20日に国税庁により地理的表示(GI)に指定されました。
青森県の厳寒な冬の気候は、低温でゆっくりと発酵させる吟醸造りに適しており、自然豊かな本州最北の地で造り出されるお酒は、適度な米の旨味があり、まろやかな口当たりですっきりとした後味が感じられるという特徴があります。



清酒の地理的表示(GI=Geographical Indication)とは

地域の共有財産である「産地名」を守り、適切な使用を促す制度です。
お酒について「正しい産地」であることと、「一定の基準」を満たして生産されたことを示すもので、国税庁長官の指定を受けることで産地名を独占的に名乗ることができます。


令和7年度 第1回(2025年7月22日)
GI青森認定酒一覧

13社(14製造場)/ 27銘柄

No 会社名 商品名(名称) 特定名称
1 (株)西田酒造店 田酒 純米吟醸 百四拾 純米吟醸酒
2 鳩正宗(株) 八甲田おろし 純米酒 純米酒
3 桃川(株) 桃川 青天の霹靂 大吟醸純米酒 純米大吟醸酒
4 (有)関乃井酒造 祈水 純米 純米酒
5 (有)関乃井酒造 祈水 吟醸 吟醸酒
6 (有)関乃井酒造 北勇 至情 純米吟醸酒
7 (有)関乃井酒造 北勇 至華 大吟醸酒
8 (有)関乃井酒造 おしまこ美人 純米酒
9 (株)盛田庄兵衛 七力 純米大吟醸 純米大吟醸酒
10 (株)鳴海醸造店 純米大吟醸 こみせ 純米大吟醸酒
11 (株)鳴海醸造店 菊乃井 純米吟醸 華さやか 無加水 純米吟醸酒
12 (株)鳴海醸造店 菊乃井 本醸造 辛口 本醸造酒
13 (株)中村亀吉 亀吉 特別純米 純米酒
14 六花酒造(株) 杜来 あおもりテロワール 微発泡 純米酒 純米酒
15 六花酒造(株) 杜来 あおもりテロワール 純米酒 純米酒
16 (株)松緑酒造 六根 タイガーアイ 純米吟醸酒
17 (株)松緑酒造 六根 サファイア 純米吟醸酒
18 (株)松緑酒造 六根 華さやか 純米吟醸酒
19 (株)松緑酒造 六根 吟烏帽子 純米吟醸酒
20 (株)松緑酒造 六根 華想い 純米大吟醸酒
21 (株)松緑酒造 六根 吟烏帽子 純米大吟醸酒
22 (株)カネタ玉田酒造店 華一風 純米大吟醸 純米大吟醸酒
23 三浦酒造(株) 純米大吟醸 米米ラベル 純米大吟醸酒
24 八戸酒類(株) 五戸工場 如空 純米大吟醸 華想い 純米大吟醸酒
25 八戸酒類(株) 五戸工場 如空 大吟醸 華想い 大吟醸酒
26 八戸酒類(株) 八鶴工場 八鶴 華想い 純米大吟醸 純米大吟醸酒
27 八戸酒造(株) 陸奥八仙 華想い50 純米大吟醸 純米大吟醸酒

令和7年度 第2回(2025年9月3日)
GI青森認定酒一覧

2社 / 9銘柄

No 会社名 商品名(名称) 特定名称
1 (株)鳴海醸造店 菊乃井 純米原酒 ムツニシキ 純米酒
2 (株)鳴海醸造店 菊乃井 特別純米酒 純米酒
3 (株)鳴海醸造店 菊乃井 純米吟醸 純米吟醸酒
4 (株)カネタ玉田酒造店 華一風 純米酒
5 (株)カネタ玉田酒造店 蟹田 純米吟醸酒
6 (株)カネタ玉田酒造店 華一風 グリーンラベル 純米吟醸酒
7 (株)カネタ玉田酒造店 華一風 紫ラベル 純米吟醸酒
8 (株)カネタ玉田酒造店 斬 肴ラベル 純米吟醸酒
9 (株)カネタ玉田酒造店 華一風 シャングリラ 純米大吟醸酒

お酒の特性

青森の清酒は、総じて適度な米の旨味があり、まろやかな口当たりですっきりとした後味が感じられる酒質です。
また、純米吟醸酒·吟醸酒はメロンやリンゴのような果実様の香りが爽やかな甘味·旨味と調和するとともに、酸味と苦味によるキレや締まりの良い後味が感じられます。


<原料>

米及び米こうじに青森県内で収獲した米※1 のみを用いたものであること。
水に青森県内で採水した水のみを用いたものであること。
※1 農産物検査法により3等級以上に格付けされたものに限る。

<製法>

青森県内で醸造、貯蔵及び容器詰めが行われていること。
「特定名称酒※2」であること。
※2 吟醸酒、大吟醸酒、純米酒、純米吟醸酒、純米大吟醸酒、特別純米酒、本醸造酒、特別本醸造酒
詳細は、国税庁HP「地理的表示「青森』生産基準」を参照ください。

弘前藩の酒造り

青森の酒造りは、存する最も古い記録によると慶長頃(1596~1615年)には行われていたと伝えられています。弘前藩第二代藩主の津軽信枚の時代(1607~1631年)には、江戸への米の積出し港として青森港が開港し、商家や酒造業者が各地から集められました。江洲(近江)から招かれた酒造業者は、藩の保護下に醸造を開始し、上方の酒造技術を広く伝授しました。

第四代藩主の津軽信政の時代(1656~1710年)には、大規模な開田により30万石近くを生産し、豊富な米を原料とした酒造りが発展しました。弘前藩政の公式記録である「弘前藩庁日記」には酒税を徴収する役職「酒麹役請取奉行」が置かれていたことや、酒の流通が郡部にも及んでいたことが記載されています。

良質で豊富な米と水に加え、北前船による蝦夷地との交易や上方の酒造技術の導入により、青森の酒造りはますます盛んとなり、藩政時代の津軽地方の大資本家は大部分が酒造業者であったと言われるほどでした。

青森県の気候風土と
品質向上への取組

青森県は、県全域にわたる広大で緑豊かな山々が雪解け水や雨水を蓄えることにより、青森の酒造りに欠かせない豊富で良質な伏流水が育まれています。

また、青森県産業技術センター農林総合研究所(以下「農林総合研究所」という。)では、昭和35年から青森県の冷涼な気候に適した酒造好適米の育成に取り組み、さらに、青森県産業技術センター弘前工業研究所では、農林総合研究所が育成した酒造好適米の酒造適性を研究することで、多くの青森県オリジナル酒米(「華吹雪」「華想い」「吟烏帽子」など)が生まれました。

青森県では、「華吹雪」「華想い」の実用化にともない、青森県オリジナル酵母として、メロンやリンゴの香りを生み出す酵母(「まほろば華」「まほろば醇」「まほろば吟」など)を開発するなど、青森の気候風土に合った原料等を数多く生み出しています。